2014年末に起きた「大韓航空ナッツリターン事件」を覚えていらっしゃる方も多いと思います。乗客として乗っていた大韓航空の前副社長が客室乗務員のナッツの出し方にクレームをつけて、飛行機を引き返させた出来事です。

 

ここまでのことは普通はしませんが、私たちはうまくいかないことに対してイライラして、誰かに怒りをぶつけてしまいがちです。そしてそれがもとで、人間関係にヒビが入ってしまったり、会社での立場が悪くなったりしてしまったことは一度は経験したことがあるのではないでしょうか。そんな怒りの感情に左右されず、日々の生活を心穏やかにして過ごすためにはどうしたらよいでしょうか。

 

私たちの怒りの感情は大脳の奥にある扁桃体や視床下部でコントロールされています。そもそも怒りとは、自らの命を守るための原始的な自己防衛本能で、これは人間だけでなく、動物にも備わっています。

 

怒りの感情は、アドレナリンを脳内に大量に分泌させ、交感神経系が活発となります。その結果として、私たちは声を荒げるような興奮状態となり、「脈拍数の増加」「瞳孔の拡大」「呼吸数の増加」「血圧の上昇」といった身体の変化をもたらします。

 

動物は怒りをコントロールすることができず、相手に対して攻撃などを行います。しかし、私たち人間は前頭葉が発達しているので、怒りをコントロールすることができ、社会的な生活を営むことができるのです。

 

とはいっても、日常生活の中で瞬間的にイライラしてしまったり、文句を言いたくなったりすることもあるでしょう。そんなときは、

 

(1)無理やり笑顔を作る
(2)1から10まで、ゆっくり数えてみる

 

ことをおすすめします。