先日「働かないおじさんは何故生まれるのか」という記事を読んだので、今回は「働かないおじさん」について私なりの意見を書いていこうと思います。

 

■毎月無条件で手元に入る「給料」

以前、給料の仕組みについてはブログで書きました。必要経費方式と利益分け前方式。日本のほとんどの会社が前者の必要経費方式、つまり年代ごとに必要な経費に基づいて算出される金額が給料でもらえる方式です。

 

そのため、年代が上がるごとに給料が増えるのはいわば日本式会社の特徴だった訳ですが、ここに来て日本式会社最大の特徴である年功序列撤廃の動きが広がりつつあります。

 

しかしそうは言ってもまだまだ年功序列という日本独特の方式は存在する訳で。この年功序列というシステムは、確かに働いている側にはメリットがあります。何もしなくても一定額の給料が毎月入ってくる訳ですから。しかも年功序列である以上、あなたが30代、40代、50代になった時の見通しが立てやすくなっています。

 

ただ、あなた自身で見通しが立てやすいということは、あなたにモノを売ろうと企んでいる人たちも同様にあなたの将来の見通しが立てやすいということになります。そのため、マンションの購入ローンや保険・学費等、あなたの見通しが分かっている人たちがあの手この手であなたにお金を出させようとします。

 

こういう流れに乗って、「50代になった時に給料はこのくらいの金額にはなる訳だから大丈夫か!」なんて思ってマンションとか買ってしまったら最後。あなたはその会社から逃れることは出来ません。事実、私の知人でマンションを東京湾岸エリアに買った人がいるのですが、もはや転職とか起業といった自身の可能性を拡げる選択肢を持つことが出来なくなり、毎日馬車馬のように遅くまで会社で働いている人がいます。

 

もちろん、その会社で働くということがその人にとって有効な手段であるならばいいのですが、そういった人に限って飲み会で不満を言ったりするという矛盾が生じています。

 

年功序列というのは、見通しが立てやすい反面、その一見すると魅力たっぷりなシステムにどっぷり浸かってしまうと、そこから脱出することが非常に困難になってしまいます。