日刊スポーツ・ウェブ版より。

■新弟子検査16人がクリア 背伸び?で合格
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20121226-1064502.html

大相撲初場所(来年1月13日初日、両国国技館)の新弟子検査が26日、東京・両国国技館で行われ、受検した16人が体格基準(身長167センチ、体重67キロ以上)をクリアした。
高校総体で個人32強に入った伊藤爆羅騎(いとう・ばらき、18=式秀)は、小さい体を目いっぱい伸ばしてギリギリの167センチを記録。日ごろは160センチしかないため「うれしいです。奇跡」と喜んだ。髪を3カ月伸ばし続け、通常の2倍となるびん付け油を使って、毛を逆立てた。計測の時には「緊張して」背伸びをしたようにも見えたが、合格ライン到達した。

正直、受検した彼にはなんら罪はない。過程がどうであれ新弟子検査に合格したのだから、今後は相撲道に邁進していってもらいたいものである。

 

が、問題は「これ」を合格とジャッジした相撲協会側にあるだろう。新弟子検査の体格基準(身長167センチ以上)と自ら規定しているのだから、それに達しなかった受検者はルールに則って不合格にするべきである。なんのための基準やルールなのか?なんのための新弟子検査なのか?体格基準に満たず不合格になったり受検を諦めた受検者も過去には大勢いただろう。彼らにいったい何と申し訳をするつもりなのだろうか?

 

よしんば、基準やルールに満たないが合格させたい受検者がいるのならば、基準やルールを変えれば良い話しである。身長160センチ以上に基準を下げることや、そもそも基準に身長制限を設けない(撤廃)したっていいではないか?基準は法律ではないのだから、相撲協会の内部で簡単に変更することが可能であろう。なぜそれをやらずに、ダブルスタンダード(二枚舌)で誤魔化そうとするのか?

 

こういう、どうでも良いつまらないことさえ守れない組織に「いえ、八百長はやっていません!」と主張されてもまったくもって説得力がない。聞く方としては「どうせ裏ではやってんだろ?」と思われるのがオチである。

 

残念ながら相撲協会は近年の八百長騒動から何も学んでいないし、それを改善しようという気がないと思われても仕方がないであろう。このままではまた近いうちに八百長騒動と同類のトラブルを再発するのは必至である。相撲協会には猛省を求めると共に、早急な改善を期待したい。