お気づきの方も多いかと存じますが、ビジネスシーンでよく使われる「今度飲みに行きましょう」には、あらゆる種類の大人の美徳が凝縮されています。このフレーズを正しく美しく使いこなせるようになったとき、あなたはまた一段、大人の階段を上った喜びをかみしめることができるでしょう。

 

ところが最近、各方面から「今度飲みに行きましょう」に対する非難の声が上がっています。はあちゅうさんが書いたコラム〈「今度飲みに行きましょう」とかいうやつは全員バカか暇人。〉はネット上で大きな反響を巻き起こしたし、マイナビウーマンが行なったこの調査では、「今度飲みに行きましょう」が見事1位に輝いています。

 

あなたが一番「社交辞令だなぁ」だと感じるフレーズは?「1位 今度飲みに行きましょう」

 

ちなみに、2位は「機会があれば~」、3位は「前向きに検討します」、4位は「お世話になっております」でした。以下「仕事ができますね」「参考にさせていただきます」「若く見えますね」「きれいですね」「一度ごあいさつに伺います」といったフレーズが並んでいます。いやあ、どれも便利で素敵なフレーズばかりじゃありませんか。

 

そもそもこの調査は「社交辞令=よくないもの」という前提で行なわれています。しかし言うまでもなく、社交辞令は薄い人間関係を円滑に保つ潤滑油であり、大人に欠かせないツールに他なりません。「社交辞令=大人のたしなみ」という前提であらためて調査結果を見ると、「大人として大切にしたいフレーズ」のランキングでもあると言えそうです。

 

そんな大切で偉大な「今度飲みに行きましょう」に敬意を表しつつ、真価をさらに発揮してもらうための正しく美しい使い方を考えてみましょう。仕事で知り合った同性とさらに仲良くなりたい場合も、仕事や仕事以外で知り合った異性とあわよくば交際に発展させたい場合も、おおむね同じことが言えるかと存じます。