↑大井川鉄道C10形蒸気機関車

 

最近始まったNHKの朝ドラ「マッサン」が好調の滑り出しだ。初の外国人ヒロインと結婚したニッカウヰスキー創業者をモデルにした「マッサン」と妻エリーの波乱万丈の物語は、どのように展開するのか、今から期待で一杯だ。そんな人気を煽るように、大阪の舞台となる地域を走る阪堺電車が「マッサン」ラッピング電車を走らせ、鉄道ファンをはじめとする大勢の人々の注目を集めていると報道されている。

 

 

↑三陸鉄道久慈駅にて

 

「マッサン」に阪堺電車は今のところ登場していない。けれども、鉄道はちょくちょく画面に出てくる。それは、電車ではなく蒸気機関車で、夫婦がマッサンの実家がある広島県竹原に向かうシーンや、大阪に戻るときに煙を吐いて力走する場面だ。蒸気機関車の形式を見るとC10形8号機であるから、少々鉄分のある人なら、大井川鉄道のSLであることは一目瞭然だろう。竹原の最寄り駅三原は、新金谷駅の駅名標を書き換えて撮影している。大井川鉄道はこうしたロケに協力的なので、過去のいくつものドラマでも登場し、新金谷駅や家山駅は、全国の様々な駅に化けている。

 

 

↑「潮騒のメモリーズ号」のヘッドマークを自慢する駅長さん

 

朝ドラに登場する鉄道といえば、昨年大人気だった「あまちゃん」に登場する北鉄こと三陸鉄道を忘れるわけにはいかない。なにしろ、毎回のタイトルバックに空撮で映し出されたのが三陸鉄道のディーゼルカーで、あの塗り分けの車両は一躍有名になり、震災復興のシンボルでもあったので、各種テレビ番組や雑誌の旅特集で引っ張りだこの状態が続いた。NHKもお座敷列車を借り切って大々的に撮影し、「潮騒のメモリーズ号」はドラマ内の歌とともに大ヒット。これほどまでにドラマに出てくる鉄道が注目を集めたのは久しぶりなのではないだろうか。