なぜなら、私のような一従業員が告発したところで、それをきっかけに労働状況が劇的に改善されるとは思えなかった。それに間違いなく自分の首を絞めることになると思っていたからである。

 

現にこの従業員は、密室で社長から詰問されたことがきっかけで、大きな恐怖を覚え、精神的なストレスで会社に行けなくなってしまったという。

 

告発したことで、株式会社不二ビューティはある程度の社会的な制裁を受けることになった訳だが、告発した本人が精神的に病んでしまっては本末転倒ではないかと私は思ってしまう。

 

一昔前のように、生涯にわたって雇用を保証されるわけではない。一つの会社で頑張り続けるということも重要だが、自分に合う会社、合わない会社は必ず存在する。合わない環境に強引にアジャストしようとしても様々な形で無理が出てくる。

 

そのあたりの会社との付き合い方、働き方をドライに考えるスキルが、これからのビジネス世界を渡るためには必要となってくるのではないかと思ってしまった。