徳島県は上勝町、というより葉っぱビジネスの町というほうが分かりやすいかもしれない、株式会社いろどりの横石知二さんの話を聞く機会があった。ビジネスについてはご存じの方が多いと思うので全部すっ飛ばして、個人的に印象に残った部分を書いておきたい。

 

お題はツボを知るというもので、人にはそれぞれに異なる、そこを押されると動くというツボがあるという。それを押すことで人を動かす、人の力を引き出すという話だったのだが、その中で出てきた言葉として、負けず嫌い、孤独感、プライドが高いという3つがあった。

 

日本人はプライドが高い、高すぎてダメと横石さん。田舎の人ほどプライドは高いね、とも。それを聞いて想起したのは都市に居住する、高齢の引きこもりおじいさんたちである。

 

リタイア後、自分の居場所、出番がないことにいたたまれなさを感じ、本当は寂しくて、人恋しくて誰かと話したいくせに、負けず嫌いの、弱みを見せたくないというプライドが邪魔してつんけんしているうちに孤立、さらにそれを見せたくないと虚勢を張っているうちに本当に誰も近づいてこなくなり、希望も楽しみもなく、一人孤独に壁を見つめて死を待つような暮らし。

 

少し前に友人から聞いた、古いマンションの、ゴミ屋敷様になってしまった部屋に暮らす人たちの話を思い出したのである。