痛みで苦しまない人生を医学で導く痛み改善ドクター、富永喜代です。

 

「この肩こりは、更年期障害ではないでしょうか?」と訴え、当院を受診される方はとても多くいらっしゃいます。「なぜ更年期障害だと思うのですか?」と伺うと、「みんなこれくらいの年になると更年期になるし、肩こりや疲れやすくなるからと思って……」とおっしゃいます。

 

「更年期障害って、何のことだかご存知ですか?」と伺うと、「まあ、肩こりとか、だるいとか、やる気が出ないとか」とお答えになります。

 

でも、ちょっと待ってください!

 

まず、更年期とはなんでしょうか? そして、更年期障害の定義を知らないと、これが更年期障害です、とはいいにくいのではないでしょうか。

 

私は患者さんに更年期障害のお話をするとき、よくラーメンにたとえてお話しします。

 

だって、何をもってラーメンかを知らなければ、これがラーメンです!とはいいにくいですよね。一般的にラーメンは、鉢にお汁が張ってあって、冠水の麺が入っているものを指すと思います。

 

反対に、ナルトだけを持ってきて、「これがラーメンです!」といわれても違いますよね。麺と汁、そしてナルトがあるから、ラーメンです。

 

実は、更年期障害も一緒です。

 

肩こりだから、更年期障害。疲れやすいから、更年期障害。冷え性だから、更年期障害。なんとなくだるいから、更年期障害。

 

例を挙げればきりがありません。このように、40~50歳代に出てくる不快な症状全てを、更年期障害だと当てはめていらっしゃる方が実に多いのです。