しかし、そんなに冷たいのがいいのかねぇ。たださえ強い炭酸が苦手な私は、あまり冷たいビールだと舌や喉が痛くなっちゃって、どうにもじょうずに飲めないのだ。でも、みんな冷た~いビールが大好きだよね。喉、痛くならないのだろうか。お腹、痛くならないのだろうか。

 

冷蔵庫や冷凍庫にジョッキを入れて霜降り状態でビールを注ぐなどはもう日常茶飯事。ここ最近は、氷点下のままでサーブするとか、泡がまるでソフトクリームのようなフローズンビールまで登場している。そんなに冷たくしたら味がわからないじゃないか。味わいより冷たさ優先なのか……。優先なんだろうな。

 

6月14日付の日経新聞プラスワンでは、冷たさ(一般に適温と言われる5℃~8℃)をキープするビールに最適な酒器の検証をしていた。結果としては、金属系(ステンレス、チタンなど)は冷たさをキープできるが高額で残念、薄手のグラスは口当たりがよく冷たさを感じる、木や陶器は温度が上がりやすく分厚さがいまいち、といった結果だった。冷たさのほかに器の厚さもおいしさに関係し、薄いほうが美味しい、つまり冷たく感じるということも書いてあった。

 

う~む。冷たく感じる……か。やっぱ、ビールは冷たくてナンボなんだなぁ。たしかに日本のビールは冷たいほうがおいしい。アメリカやメキシコ、東南アジアなどのライトビールも冷たいほうがおいしい(外国では冷たい状態で出されることは少ないんだけれども)。

 

でも、ブラウン系や黒ビールは、冷えすぎないほうがコクや香ばしさやクリーミーさを楽しめておいしい。ゆっくり一口ずつ噛み砕くように飲めば、料理とも合わせやすいし、(こだわるようだが)お腹にも優しい(←はい、結構弱いもんで)。ベルギーのレッドビールなどは、ワイングラスのようなグラスに注いで香りもじっくり楽しむのがスタイルだ。キンキンに冷やしてゴクゴクなんてもったいなくてできませ~ん。