■店の流儀に合わせるのが客である。

「「お金を払っているんだから、どこへ坐ってもいいじゃないか」なんて言う人がいるけれども、自分が初めて行く店の場合は、(中略)やっぱりいちばん隅のほうへまず坐ったほうがいいんだよ。そして、一通り握ってくださいと言えばいいわけだよ。こういうふうにすれば、どこの鮨屋に言っても決していやな顔をされない。てんぷら屋だってどこだって、初めてのときはそれで行くことですよ」

 

どんな店でも堂々とカウンターの真ん中に座る。その勇気は大いに讃えたいところですが、店には店の流儀があり、それに合わせるのが客のたしなみである、と。あれこれ言いたいこともあるかもしれませんが、そのご高説はたぶん届かないので、そっと通うのをやめてみてはいかがでしょうか。晴れやかな気分が味わえると思います。お互いに。

 

■コスパコスパうるせえ。

「当然高い金を払わなきゃうまいものは食べられないんだよ。現代の安くてうまいものというのは、例外はあるにしても、その勘定の比率において、これだけの勘定にしちゃうまいということだからね。」

 

おっと。見出しで「うるせえ」などと口が滑りました。下品で申し訳ありません。でもすべては値段なり、というのは当たり前の話。たまにコストパフォーマンスのいい店があるとしても、基本的には「うまいものほど高い可能性が高い」わけです。デフレ料金を自分の基準にするのは勝手ですが、「コスパが悪い」などと書くと、後に顔面が出火して髪の毛に引火して、恥ずかしいどころか事故になる危険もあるかもしれません。ネットへの書き込みは大人になってから。