「大勢いる中で、僕は一番後ろの端っこで。レッスン場、鏡ばりなんですけど、後ろすぎて自分の姿が鏡に映らなくて。もう何も見えない。自分が踊れてるのかどうかもわかんない」

 

Hey!Say!JUMPの山田涼介が『Myojo』(集英社/8月号)の10000字インタビューで、ジャニーズJr.時代のエピソードを語っていた。

 

現在700人ほど所属しているとされるジャニーズJr.。一般的なタレントの養成所と違ってレッスンは無料、参加も自由だという。何百人が一斉に受けるダンスレッスンでは、上手い人はどんどん前に呼ばれ、講師の近くでレッスンが受けられる。ジャニーズJr.の世界は、誰しもが最後尾からスタートするという。昔から変わらずこのスタイルを続ける背景を探ってみた。

 

■一朝一夕では成り立たない世界
『シューイチ』(日本テレビ系)がKAT-TUNのコンサートの舞台裏に密着したときのこと。ダンススタジオで新たな振り付けを覚えるメンバーの姿があったが、教わったばかりの振り付けをすぐに音に合わせて踊っていた。一曲の振り付けをマスターするのに要する時間は、たった4分程度だという。こうして何十曲も覚えるのだ。

 

取材班がそのスピードに驚くとメンバーの中丸は「ジュニアの頃からやっていますからね」と慣れた様子だった。振り付けの他に、曲と歌詞、歌割りもあれば、ステージの立ち位置、タイミング、衣装替え……と覚えて実行しなければならないことは山ほどある。ルックスいい、ダンスが上手いからという理由だけで、ひょいとステージに上がれたとしても到底こなせないことだとわかる。