普通の風邪で発熱しただけでも、「頭痛いよー、気持ち悪いよー」と泣きわめく子どもを目の前にすると、いてもたってもいられませんよね。
そして、こんなときほど自分の無力を感じるときはありません。
でも、まったくの無力ってこともないと思います。

 

子どもが「パパー、ママー、なんとかしてよー」と言っているとき、子どもだってパパやママが魔法みたいに病気や怪我を治せるとは思っていません。
ただ、甘えたいのです。つらい気持ちを受け止めて欲しいのです。
だから、添い寝して、体をなでてあげて、とっても心配していることを伝えてあげれば、いくらか子どもの気持ちは楽になります。
「できることなら、代わってあげたいよ」と言ってあげてもいいでしょう。
それだけで、子どもは救われます。
病気や怪我で心細くなっているときほど、親の愛情がじーんと心にしみるはずです。
ここで、子どもの心に親の愛情をしっかりすり込むことができれば、まさに「怪我の功名」。
普段、忙しくて接する時間が少ないことを申し訳なく思っているパパやママほど、がんばらなくちゃいけないところかもしれません(笑)。

 

「何もしてあげられない」と「何もしない」は大違いです。
「何もしてあげられない」状況でも、「見守る」「励ます」「気持ちを受け止める」ことはできるはずです。
これは、病気や怪我のときに限ったことではありません。
将来、子どもが、何らかの困難にぶち当たり、悩んだり、苦しんだりしているときも同じでしょう。