【2】小学館の学習百花図鑑『珍虫と奇虫』

ピンクの花びらのようなハナカマキリ、なんのために発達したのかまったく想像がつかない突起を持つツノゼミ、こどもの手から3倍はみ出す大きさのキョジンツユムシ、つぎつぎと出てくる珍虫と奇虫。

開くたびドキリとする奇妙さとカラフルさ。

「生きてるってどういうことだろう?」と、どんどん思考がブーストされていく。

 

【3】『20世紀エディトリアル・オデッセイ』

最近、眺めることが多いのは、この本。

『ホール・アース・カタログ』『アンアン』『宝島』、大伴昌司、コミックマーケットなど。新たな価値観を生み出した雑誌を、インタビューや関連資料、多数の図版で紹介する本。

テキストも多くついつい読み耽ってしまいそうになるけれど、この本自身がとても雑誌的、どんどんトーンの変わる構成で、ページを跳躍しながら眺め続けるのに最適な作りになっている。

 

【4】『ビジュアル・コンプレキシティ―情報パターンのマッピング』

サブタイトルは「ツリーからネットワークへ 知識の体系化の歴史、ビジュアライゼーションの最前線」。

「生命の樹」からスタートして、いっきに「ツリーからネットワークへ」と突き進む。

インターネットによって捉えることが可能になった膨大なデータ・関係性・構造をどのようにビジュアライゼーション(可視化)するか、その実例がつぎつぎと登場。

「大規模なテロ対策データベースで頻繁に検索された単語を、3時限のグラフで表現したもの」「『不思議な国のアリス』の中で頻繁に利用される言葉をマッピングしたもの」「Wikipediaのリンク構造を表したマップ」など。

約300点におよぶインフォメーションデザイン作品は、ある種の抽象画のよな迫力がある。

 

【5】タロットカード

タロットカードは、1枚ごとにそれぞれ象徴的な意味を持つ。たとえば「死神」なら死リセット。「戦車」なら勝利行動。

シャッフルしたカードを数枚引いて展開。カードから意味を汲み取り、テーマと結びつけるのはアイデアを出すための有効な方法。

思わぬカードの啓示から、思ってもみなかった方法への道がひらけることもある。

発想の道具としてタロットカードを使う方法は、『思考ツールとしてのタロット』に詳しい。

 

他にも自分の好きなジャンルのビジュアルブックを眺めるのもいいかもしれない。

寄り道。肩の力を抜く。思い込まない。

考えぬいたあとのリラックス。

そこから、はっとするアイデアが生まれてくる。

まっすぐ正面を向いて考えるだけではなくて、ちょっとよそ見して、思わぬものを発見し、それを取り入れることも忘れないようにしたい。