かの灘校で、校内のスマホ使用を制限する校則が生まれたそうだ。ええええ、あの自由を尊重し、生徒自治の権限が大きいことで有名な灘で?と驚いていたら、それどころじゃない。東の名門男子校、御三家の麻布や武蔵でも、校内ではスマホはオフあるいは使用禁止、授業中に着信音が鳴ったら没収して保護者に返却、なんてルールが決まっているのだという。

 

いちおう昔、東大合格者数日本一のゴリゴリ女子御三家校なんかにいた身としては、灘や麻布の生徒たちに対して「うわ、ダサっ! なんだがっかりだな~、キミらその程度か」てな気持ちだ。学校でスマホ使用に歯止め効かなくなっちゃったとか、「スマホ依存」とか「そんで睡眠不足」とか「学力低下」とか、そんなん、フツーじゃん。そこらのコーコーセーと一緒じゃん。

 

本来、そのレベルの学校というのは、校則なんてものが事実上なかったり、生徒自治が活発なのが特徴であり自負でもある。賢い子どもは、オトナの介入なんか要らないからだ。そのレベルの学校に行くような子どもたちを一度指導してみると分かる。オトナはその高い知性の前に沈黙し、「この子たちのジャマにならないようにしよう」と、できるだけ黙って見守るようになる。それが、鋭い知性の光を放つ子どもに出会えたオトナの光栄でもある。子どもだからもちろん間違う。でもその間違いが超絶イカしてて正解のほうがむしろくすんじゃったり、間違いを自分で察知して瞬時に軌道修正、何もなかったかのような澄ました顔をしてみせたり。そんな凄みのある子どもたちの居場所であるべきなんだ、あの辺の学校というのは。