なかなか込み入った質問をいただきましたが、答えとしては、「No」でもあり、「Yes」でもあります。

 

お話を伺うと、まだ20代のようで、厚生年金加入期間が5年ほどと、自営業として加入してる国民年金が数年とのことでした。となると、遺族厚生年金がもらえるかという問いに関しては、基本的に「No」という答えになります。

 

というのは、以下に日本年金機構ホームページ記載の遺族厚生年金の支給要件を転載しますが、簡単にまとめると、「(1)被保険者」か「(2)老齢厚生年金がもらえる人」か「(3)1・2級の障害厚生年金を受けられる人」でないといけないためです。

 

≪遺族厚生年金の支給要件≫
1.被保険者が死亡したとき、または被保険者期間中の傷病がもとで初診の日から5年以内に死亡したとき。(ただし、遺族基礎年金と同様、死亡した者について、保険料納付済期間(保険料免除期間を含む。)が国民年金加入期間の3分の2以上あること。)

※ただし平成38年4月1日前の場合は死亡日に65歳未満であれば、死亡月の含する月の前々月までの1年間の保険料を納付しなければならない期間のうちに、保険料の滞納がなければ受けられます。

 

2.老齢厚生年金の資格期間を満たした者が死亡したとき。


3.1級・2級の障害厚生年金を受けられる者が死亡したとき。 

 

今回のご質問者は、既に「(1)被保険者」ではなく、「(3)1・2級の障害厚生年金を受けられる人」でもないため、可能性があるなら「(2)老齢厚生年金がもらえる人」なのですが、現在の制度では厚生年金+国民年金で合計25年以上の加入期間が必要になりますので、こちらの要件も非該当。

 

というわけで、現時点では遺族厚生年金の受給対象者にはならないということになります。