今や表参道の名物になったパンケーキ。かつては原宿のクレープが表参道近辺に来る旅行者にとって食べる楽しみナンバーワンの存在だったが、今やパンケーキの方が行列は長い。今日は、このパンケーキがブームになった理由と、そのブームに乗って最も成功しているパンケーキ店について書きたい。

 

■ ブームになった理由1<カテゴリーイメージを変化させた>

パンケーキは最近出来た食べ物ではない。以前から日本にもあったものだ。そう、長い間ホットケーキと呼ばれていたものなのだ。ホットケーキと言えば、家で焼いて食べるもの。母親に焼いてもらったり、親子で焼いたりとファミリーとしては楽しいオヤツだったが、オシャレ感もメジャー感も薄い存在だった。

 

ホットケーキではなくパンケーキとカテゴリーネーミングを変化させたことで、ホットケーキのイメージは薄くなり、パンケーキというオシャレなカテゴリーに生まれ変わった。

 

もちろん、単純に名前を変えただけではない。ホットケーキと呼ばれていた時には、ハチミツとバターがメイントッピングだったが、パンケーキにした際に、トッピングにバリエーションを加えた。山盛りのホイップクリームやフルーツの盛り合わせだ。またベーコンや卵焼きと合わせるものも増えた。

 

カテゴリー名称を変え、イメージを変えたことで、パンケーキがトレンドとなる素地が作られた。