さらに言いにくい話であるが、最後の時を迎えた時に"綺麗な姿"で送り出したい気持ちがある。綺麗に横たわった姿ではなく、四肢、体幹が縮こまるように迎えた最後の姿であったらどうだろう? おくり人ではないが、死後も尊厳をもって送り出したいというのが多くの家族の気持ちであるし、関わる以上、私はそうありたいと思っている。

 

理学療法士とはリハビリテーション職である。リハビリテーションの概念である”全人間的復権”、これに関わる事は、劇的な回復のみではない。もちろんそれを追求する事は当然の事だが、患者さんやその家族が求めている"人間としての尊厳"に対してどう介入できるか?も大切なのだ。

 

それを理解せず、回復の幅だけに己のやり甲斐を見出すことは、単なるエゴの押しつけや自己満足になること。また、リハビリテーションの概念を端的にしか捉えていないことを理解しなければならない。