今回は、「森のバター」と呼ばれ栄養価が高いことで知られるアボカドに、意外な効果があるかもしれないという話をご紹介します。

 

このほど『Nutrition Journal』に米ロマ・リンダ大学の研究者が投稿した論文によると、ランチに新鮮なアボカドを半分加えるだけで、満足感が長時間持続し、無駄な間食を防ぐことができそうだというのです。

 

ただし、2002年に米国農務省の監督下に設立された「ハスアボカド委員会」の資金援助で行われた研究の報告なので、アボカドの優れた点を根拠づけようという意図で研究が行われていることには留意する必要ありです。

 

■対象は太り気味な人

さて、研究の参加者は、健康だけれども過体重(平均BMI28.1)の平均40.8歳の成人26人(女性16人、男性10人)でした。2分の1個分のハスアボカド(日本に輸入されているアボカドの大部分がこの品種)を、参加者のランチに追加、あるいはカロリーが変わらないよう採り入れ、ランチ後の食欲や血糖値、インスリン反応を評価しました。

 

参加者は、同じ内容の朝食(オレンジジュース、コーンフレーク、牛乳、スコーン)を摂った後、3グループに分かれてランチを食べます。自分がどのランチを割り当てられ、何を比較されているのか、知りません。摂取したアボカドは平均重量67.5gで約112kcal、タンパク質1.3g、炭水化物5.6g、脂肪10.4gが含まれます。

 

対照群である(1)は、サラダ(緑の野菜、ミニトマト、低脂肪スイスチーズ、イタリアンサラダドレッシング)、フランスパン、チョコレートチップクッキーを含みます。(2)は、(1)にアボカドを混ぜ、エネルギーと主要栄養素の内訳を一致させるため、サラダドレッシングやクッキーを減らします。(3)は、(1)にそのままアボカドを追加します。