2月上旬に記録的な大雪に見舞われた関東甲信越地方。首都圏を中心に運休やダイヤの乱れが相次ぎ、国内線の欠航、高速道路の通行止めなど、交通機関に大きな影響が出ました。また、各地で大雪による被害が出るなか、就職活動中の学生に向けて「大雪だからといって会社説明会に来ない就活生は採用しない」という趣旨の投稿がツイッターに寄せられ、物議を醸しました。ビジネスにおけるアポイントメント(約束)について、All About「成功者のビジネスマナー」ガイドの尾崎まみさんに伺いました。

 

「仕事おけるアポイントメント(約束)は必ず守るのは、ごく当たり前のことです。『時間に遅れる』『急に休む』は組織の中で働く上で、最もやってはいけないマナー違反です。“商談ならともかく、会社説明会なら自分ひとりぐらい休んでもたいした影響はないだろう”と考えた方もいらっしゃったかもしれません。でも、企業側はかなりの時間をかけて、採用活動の準備をしてきたはず。こうした背景に思いを巡らせることができれば、簡単にドタキャンなんてできないはずです」

 

アポイントをお願いしている側がスケジュール変更を提案するのは……?

 

「今回のような大雪の場合には先方に連絡し、まず相手の指示を仰ぐことです。指示された内容によっては、スケジュール変更のご提案を試みてもいいと思います。その際のポイントとしては、1. 「丁寧な謝罪」、2. 「具体的な理由」、3. 「真摯な態度」、4. 「低姿勢」で変更のお伺いを立てること。このようなピンチの時こそ、自分の交渉力、仕事に対する前向きな姿勢を問われます。相手のことを立てながら、上手に変更のご提案をしてみましょう」

 

スケジュール変更自体はマナー違反。でも、自分の意見を上手に通すのも社会人としてのスキルのひとつだと、尾崎さんはアドバイスします。

 

「最後まで何が何でも諦めないことも大切です。例えば私の就活を例にとると、国内航空会社の採用試験の際、3次試験と先に決まっていた特別な用件と重なってしまったことがあります。航空会社の人事部に電話で事情を説明し採用試験の日程変更を交渉したところ、変更を快諾してくださいました。真剣に電話をすれば、採用試験でも変更できたのです。『どうにかして日程を変更してもらってでも、説明会や、今回の謝罪のご挨拶に伺い、内定をもらいたい!』と頼み込むぐらいの図々しさも重要です」