彼らは、急激な経済成長が始まった90年代に社会人となった「70后」と違って、チャンスは少なく、親の財産をあてにできる「90后」より経済的なゆとりもなく、社会人としてのスタートはとても厳しいものでした。

 

そんな「80后」が続々と30代に突入し始めた近年、その評価が変わりつつあります。実は、彼らは中国で現代的な高等教育を受けた最初の世代であり、本格的なインターネット世代のハシリなのです。その持てる能力をフル活用して職場をリードしたり、IT起業家として活躍したり、北京五輪や災害時にボランティア活動に励んだりと、社会の中心的存在となり始めています。

 

どの国でもどの時代でも、若者は「成長する存在」です。しかし、成長するためには、自分の欠点を認識し、努力しなければなりませんし、遭遇する困難を乗り越えていかなければなりません。

 

会社は「ゆとり世代対策」で、彼らの成長するチャンスを奪うのではなく、人生の先輩として、まっすぐ彼らに向き合い、導いていく努力をしていくべきです。厳しい現状において、労力やコストを削減したい気持ちもわかりますが、本当の意味で“未来”を考えるならば、人を育てる手間やコストは省くべきではないと思います。