飲み会に参加するとポイントがもらえたり、失敗を表彰したり、会議の席順を「クジ引き」や「アプリ」で決めたり、有給休暇以外に大切な人の誕生日などに休める「恋愛休暇」を設けたり……。こういった「会社のゆとり世代対策」、なんだか耳当たりよく聞こえますが、「離職率を下げる」「採用費や教育コストの削減」という、ただの会社都合ではないでしょうか。

 

そもそも、「ゆとり世代」と彼らをひとくくりにすることに、賛同できません。私はいわゆる「団塊ジュニア」ですが、社会に出たばかりの頃は、同じように「今の若いヤツは……」と言われたもの。どの時代も年配者から見れば、若者は頼りなく見えるんです。

 

だけど、社会に出れば否が応でも自立し、困難に遭遇しても自分で解決しなければならなくなります。そうしてだんだん本当の強さを身につけていくものです。

 

それを変に気を使う形で甘やかすのは、自分で生きていく強さを学ぶチャンスを彼らから奪うということ。本当に彼らのためになっているのか、大いに疑問です。

 

私の生活する中国でも、80年代生まれの世代は「80后(バーリンホウ)」と言われ、元祖一人っ子世代——両親に甘やかされて育ったワガママな小皇帝——として、「世間知らずで最も期待できない世代」と批判されてきました。