「一部謝罪のテクニックは覚えておくと、プライベートでも役に立ちます。例えば、『浮気したでしょ!?』と女性に詰問されても、『するわけないだろ!』と逆ギレすることなく、『キミにそんなことを言わせるなんて・・・心配させてごめんね』と、返せるようになります」

 

仕事の場面で成果を出せなくても「楽しかった」「いい経験になりました」で済ませてしまう背景には、先輩や上司が成果に不満を抱きつつも、「不慣れな案件だからしかたがない」などのフォローの言葉をかけたことがきっかけになることも多いようです。

 

「うまくいかなかった原因が自分以外にあると感じると、人は次回も同じような失敗をしやすくなるので注意が必要です。フォローの言葉をかける際には『景気が悪いから仕方がない』といったように、外部要因のせいにしないよう、注意しましょう」

 

苦言を呈する際には、さらに慎重さが求められます。

 

「努力量やバックグラウンドが見えていないのはいわば、お互いさまです。苦言を呈する側も、想像力を働かせ、相手側の心情を考えてから発言することが大切。とくに『ヘラヘラ』のようにネガティブな印象が強いフレーズを不用意に使うと反感につながりますので、気をつけましょう」

 

 *       *      *

【解説】All About 「話し方・伝え方」ガイド 藤田 尚弓
企業と顧客のコミュニケーション媒体を制作する株式会社アップウェブを経営。言語・視覚の両面から「伝わる」ホームページやパンフレットなどの制作を通し、日々コミュニケーションについて考察している。著者に「悪女の仕事術」「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」「悪女の恋愛メソッド」がある。企業や大学などで多くの講演・研修を行う。コメンテーターとしてバラエティ番組などにも多数出演。