2011年に一気にブームになり130店舗まで一気に店舗数を増加させた東京チカラめし。ところが昨年は39店舗閉鎖と一気にしぼんだ。私のオフィスがある青山の店舗も閉店してしまった。その理由として、牛丼チェーン店やマクドナルドの競合が同業界だけでなく、コンビニなどに広がったこと、味やサービスが悪かったという意見は雑誌やネット上でも目にすることが多い。ただ、それだけでは「落下」の説明にはなっても「急落」の説明にはならない。なぜ、東京チカラめしは急落してしまったのか?

 

その理由は、「Share(シェア/共有)」の力だ。

 

人々の購買行動様式が変化し、その中でも情報入手と情報共有の方法が変わった。簡単に言えば、インターネットが出て来たことで、消費者は自分が欲しい情報を検索出来るようになった。ブームになっている店、美味しい店の場所はもちろん、店の評判などもわかるようになったわけだ。さらに消費者自身が、自分が行った飲食店の感想を写真付きでレビューサイトや自分のブログに投稿するようになった。

 

つまり、人気や話題になると一気に情報が広がる反面、悪い情報が出ても一気に情報が広がる、Shareされる時代なのだ。そのShareが東京チカラめしを一気に押し上げ、一気に落とさせた。

 

Shareの観点で見ると、東京チカラめしが、上昇→急上昇→落下→急落下する流れがよくわかる。