「全聾の作曲家」として知られる佐村河内守氏の代理人弁護士が、「十数年前から本人ではなく、新垣隆氏が作曲していた」ことを明らかにし、衝撃が走っています。本件は作曲家同士の話ということもあり、“他人事”だととらえている方が多いと思いますが、実はこのようなケース、あなたの身の回りでも起こりえるのです。

 

「他人が作ったものを、『自分が作りました』と主張している」というケース、身近な話に置き換えれば、同僚の企画書を自身の企画書としてコンペに出した場合や、他人の作った文書を自分の文章として電子書籍で出版したような場合も同じです。

 

あなたも知らず知らずのうちに佐村河内守氏と同様の行為をしてしまっているかもしれません。法律的にはどういう判断になるのでしょう。

 

1.作った側が合意している場合
他人の作品を「自分の作品」とした場合、もし作った側が合意しているのであれば、著作権法違反の問題とはなりません。よって、違法とはなりません。実際、市販されている書籍には、著者とされる方が話したものをライターが書いて出版していることがあります。このような場合、ライターもゴーストであることに合意しているので、著作権法違反として犯罪である、とはいえません。