他の国の投票率はどうなのだろう?と気になって、過去50年程度の各国の国政選挙の投票率を調べてみました。その結果、なかなか興味深いことも見えてきました。

 

先進国は概ね似たような投票率です。アメリカは、大統領選と一緒にし実施される議会選挙はだいたい60%、大統領選がない年の中間選挙は40%程度に下がります。外から見ている盛り上がりの割には低いですね。ドイツ・イギリス・フランスは、60%~80%の間で推移。日本と似たような感じです。

イタリアやオーストラリアは90%前後の推移。この2ヵ国は、法律で投票が義務づけられています。オーストラリアは、選挙に行かないと罰金が科せられるそうです。

 

面白い(と言ったら不謹慎かな…)のは北朝鮮です。この間投票率が99.9%程度の推移。(0.1%は海外に出ている国民だと発表しています)しかも、当選する候補者の得票率は毎回ほぼ100%になっています。

これはどういうことか分かりますか?北朝鮮は一党(?)制ですから、各選挙区ごとに当局が決めた1人のみが立候補します。国民の投票は信任投票になるわけですが、まず選挙に行くようにかなり強く指示(命令?)をされます。

 

投票所では、日本の最高裁判官の国民審査と同じ方式です。(保護者の皆さんは分かりますよね?)この人でいいと思えば1人だけ候補者名が書かれた投票用紙をそのまま何も書かずに投票、ダメだと思えばブースに行って名前の上に×をつけて投票します。投票箱の周りには、銃を携帯した当局の職員が目を光らせています。

 

この状況下で、ブースに立ち寄って×をつけられる国民がいるとは思えませんよね… その結果、報道では、この候補者は国民の100%の信任を得たということになるわけです。そういえば、ヒットラー政権下のナチスドイツの投票率も100%近かったようですね。

 

上の例を見るまでもなく、投票を強制して投票率を上げても意味がないことは明らかですが、さらに調べていくと、北欧の国の投票率が全般的にとても高いことが目に止まりました。もちろん、投票を強制をしているわけではありません。
その中で、投票率が常に90%を越えていて、「健康と教育に関する国民の幸福度調査」において常に世界1位になっている国を取り上げてみたいと思います。
(次回に続く…)