日曜日に行われた衆院選で一緒に行った最高裁判所裁判官の国民投票について、「あれは何の意味があるのか」「情報がなさすぎて判断しようがない」といった声を聞きます。

 

そうした声はごもっともですが、「まあ、こうした制度なんです」と答えることが多いです。
最高裁判所裁判官の国民投票は、変な経歴をもった人や変な判決を出した人を最高裁判所という司法の最高職に置き続けないことを担保する手段です。

 

今の時代、変な人が最高裁の裁判官に登用されたり、変な判決が最高裁がなされたりすることはあまりありません。
だから罷免のケースはなく、おかしな判決が最高裁でなされることもほぼない状態では、今回のように淡々と手続きがなされるのが当然です。

 

この制度があるのは、何者かの陰謀でおかしな人物が登用されたり、おかしな判決が乱発されたときのためです。
そうでない時代であることを素直に喜ぶとともに、本当にこの制度が活用されるときはきっとマスコミを筆頭に、裁判官についての情報がたくさん提供されるときでしょう。

 

国民投票が何事もなく淡々と進んでいることは、司法が健全に機能していることを意味していると考えてよいのではないかと思います。