FP業務で考えてみると、保険相談であれば、時間をかけてお客様の希望をヒアリングし、希望に合った保障内容のプランをご提案します。不要な特約を追加するなどして、保険料が上がるような提案はしません。

 

また、住宅の場合、例えば注文住宅であれば工務店やハウスメーカーと何回も打ち合せを重ねて、希望通りの設計プランを作ると思います。顧客が要望していない設備を追加して、建築価格を上げるということはないでしょう。

 

こう考えると、居酒屋のお通しは「なんか違うんじゃない?」と感じてしまうのです。「でも、お通しならせいせい数百円で済むでしょ」と思うかもしれないですね。しかし、お通しの料金に1回あたり300円を払っているとして、月に4回飲みに行けば年間で約1万4000円、10年なら約14万円になります。

 

仮に、上記の例で年間のお通し代を銀行の利息で得ようしたらどうなるのか? 大手銀行の1年定期の金利は0.025%ですから(2014年2月現在)、1年間で1万4000円の利息を得るには、5600万円が必要です。

 

消費税増税や低金利が続けば、ますますお金を貯めづらくなります。たかが「お通し」とは言えない時代には、お通しの取扱いを見直して、オプションとして自由に選ぶのが一般的になるといいですね。