その結果、生活の中で動作が失われ、わざわざ健康やダイエットのために運動する時間を設ける必要が出てきているのです。そこから考えるダイエット成功の視点。それは、「日常の不便さを習慣化」するということです。

 

便利さは体も心も肥満にします。先に例を挙げたエスカレーターと階段の件。いずれも移動という行動ですが、便利さを求めれば動作する機会や習慣を失うのです。その怠慢が心にも体にも脂肪をつけてしまいます。外食や弁当の購入は、調理という動作をする機会を失わせ、階段を上らない移動手段は、身体の代謝や筋力向上の機会も失わせる。

 

動く事が嫌いな人がダイエットのための運動に積極的になれるのでしょうか?目的とする事の為に、あえて不便さを選択するほうが、わざわざ運動をする時間をつくるよりもずっと効率的。

 

あえて階段を選ぶ。食事を買わず自分で作る。掃除の回数を増やす。そんな簡単なところから、生活の中に動作を臆することなく取り入れる事が、ダイエット前に大切な意識と習慣です。

 

運動を積極的にできない人は、

 

・運動の時間を作る事が苦手
・運動に集中する事が苦手
・運動をきつく感じやすい

 

その点を考えると、生活の為に動く習慣を身につけるほうがハードルが低いです。そこを見なおして、いつもの生活習慣、動作習慣を見直してみませんか? わざわざ運動時間を作るよりも、もっと簡単にできること。それが、日常生活における不便さの選択。これに対し生活の中の動作で楽を求めているようでは、ダイエットや健康管理など程遠いと感じるべきでしょう。

 

それが、ぼくが理学療法士として考えるダイエット効果を高める意識と習慣です。