私は新卒で出版社に入社しました。その採用試験において、筆記試験や一次面接といった段階ではリクルートスーツを着用していましたが、最終面接に限っては“私服でお越しください”といった注意書きが…。

 

最終面接の当日は、アーミーグリーンのカーゴパンツに白い薄手生地の半袖シャツ、その中に着たTシャツのプリントが透けて見えるという格好で臨んだと記憶しています。待ち合わせ室を見回すと、私服の人が4割、リクルートスーツの人が6割。本当にカジュアルな私服で来てしまった私は正直、失敗したかなぁと思いました。

 

面接は、私を含めた学生2名に対し、社長を含む面接官が5名程度という構成。一般的な質問は2人で順番に答えていきましが、その後の質問は私に集中しました。

 

「その服はどこで買ったんですか?」、「あの代官山の店ですよね? よく行くんですか??」、「その(Tシャツの)ブランドは好きなんですか?」といった内容。もうひとりの学生はリクルートスーツだったからか、そうした質問はされませんでした。

 

その結果、私は採用されて、もうひとりは不採用。もちろん、服装だけが理由とは言いません。しかし、一緒に面接を受けた実感としては、それが大きな要素のひとつだったのではないかと思いました。