イケダハヤトさんが「スタートアップ・オブ・ザ・イヤー 2013」にも選んでいた、OVAの「夜回り2.0」という取り組みをご存知ですか?

 

先日「WHO世界自殺レポート会議及び関連行事のメディア・カンファレンス」において、「夜回り2.0」の「インターネットを利用した自殺ハイリスク者への支援」について紹介されました。世界的にも稀な“攻め”の自殺防止の手法であり、今後この活動には注目が集まっていくと考えられます。

 

その手法とは、自殺リスクを抱えている人が検索しがちなキーワードに対して検索連動型広告を掲載し、相談を促すページに誘導。ワンクリックで立ち上がるメーラーで、相談員に直接メールを送ることができるという仕組みです。この取り組み、なんと現在たった一人のソーシャルワーカーによって運営されているものなのです。

 

そのソーシャルワーカーとは、OVAの代表JIROさん。もともと「働く人のメンタルヘルス」の領域で活動されていたソーシャルワーカーのJIROさんは、2013年6月に発行された「自殺対策白書」に掲載された「若者の自殺が増えている」「20代の死因の1位が自殺」という事実に強い危機感を覚え、自殺防止に関心を持ったそう。

 

スマホを持つ若者に対してマーケティング的な手法でリーチできないかと思い、「死にたい」というワードの検索ボリュームを調べた際、関連語に出てきた「死にたい 助けて」という言葉に衝撃を受けたそうです。助けを求める彼らの声を拾うべく、検索連動型広告のリンク先として特設サイト(ランディングページ)を準備し、そこからメールで相談できる仕組みを作ったのです。