大阪府吹田市、垂水神社の鎮守の森のマンション建設計画が中止されたそうである。

 

垂水神社は万葉集にある、天智天皇の息子、志貴皇子の 「石ばしる垂水の上のさ蕨の 萌え出づる春になりにけるかも」の歌で知られる地。その神社の背後、鎮守の森に3階建てのマンションが建つことになったものの、氏子さん他地元の人たちの反対で、
最終的には神社が土地を買い取ることになったという。

 

ここに限らず、古い寺社仏閣や美しい景観を遮るようなマンション建設計画はこれまでにも多数あり、その大半は反対があってもそのまま、その一部だけが多少階数を減らすなどして建てられており、計画そのものが無くなるケースはあまり多くはない。これにつき、ある人は言う。空家の多い、縮小経済の下、いつまでもマンションを建て続けるのはおかしいと。数値を見てみろと。

 

しかし、と思う。確かに統計的な平均では、世の中の平均値としては空家は多い、増えている、ご近所でも多くの空家を見かけるようになった。でも、だから、住宅がいらないわけではない。ヨソの家が空いていても、それはウチではない、ウチの場合には狭い賃貸から少しでも広い家を買って引っ越したいんだよ。