振り込め詐欺などの特殊詐欺の犯行が止まりません。被害総額は今年の10月までで、すでに昨年を上回っており、しかも4年連続で増加しています。「振り込め詐欺」だけでも202億円を超え、最近は特に「オレオレ詐欺型」が横行しているとのこと。その他の特殊詐欺の被害を合わせると、380億円以上となっています。

 

これだけ報道されており、誰もが知っているはずの「オレオレ詐欺」なのに、なぜ被害が後を絶たないのでしょうか? 

 

特に狙われているのは、中高年以上の高齢者です。ひとことで言えば「親心」が利用されているわけです。そして、日中、自宅にいて、世間での事件・事故はテレビや新聞の中で起きていると感じている、すなわち、自分は日ごろから安全な場所にいて、世間の出来事は遠い世界でのことで、関係ないと無意識のうちに思っている人たちです。

 

そんな人たちにかかってくる突然の電話。電話を受けた時点で本当の子供(孫)だと思ってしまっているので、いくら新聞やニュース、情報番組などで、「家族で暗号を決めておこう」「家族しか知らないことを話そう」「必ず本人に電話をして」などと言っていても有効ではありません。そんなことより一大事に狼狽しており、意識は「早くお金を用意しなくては!」となっているのですから。

 

つまり、被害者になり得る立場であるにも関わらず、「私は大丈夫」と思っている人たちに、いくらあれやこれやとマスコミや自治体などが伝えても、実際にはあまり効果がないのです。それが被害件数、被害額に表れているのです。

 

では、どうしたら被害をなくせるのでしょうか?