つまり、他人を群れることで心が麻痺し、楽になれるということです。子どもの頃ならともかく、大人になっても人に依存し続けなければならない状況で良いのでしょうか。周囲と群れて同調することは、マーケティングで言うところの“コモディティ化”にもつながります。フィリップ・スタルクも下記のように語っています。

 

「人と話ばかりしていると、とても居心地が良くなりはするが、同時に独創性も失われていく。創造的になる唯一の方法は独りで居ることだ。誰もいない場所で、まっさらな紙やコンピューターと向き合うこと。それが、自分独自のアイディアと直感を見つけるために最適な方法だ」。

 

何かを解決したり実現したりするためには、集合知の方が優れていたり、チームで動いた方が早くて質が高いケースも少なくありません。ただし協調するにしても、それぞれの個人が自立していたほうが、スピードやクオリティが高くなるのもまた事実。

 

結局は、自分がどうしたいのかに尽きるのではないでしょうか。社会や会社組織に埋もれてコモディティ化しても良いのか、そこから少しでも脱して自分らしいオンリーワンを目指すのか。友達がいるかどうかよりも、周りに流されずどうしたいかを決められる自分でいることが重要なのです。