こんなことを書いたら嫌われるかもしれませんが、私は意識的に人脈を整理しています。時間は有限なので、表面的な友達はいらないと思っているからです。月に何度も集まり、毎回同じような会社の愚痴を言い合う関係性が、退屈でしかたありません。

 

“友人5人の平均年収が自分の年収”という説や、“太った友人がいる人は太る傾向にある(肥満は伝染する)”というアメリカの研究結果もあります。もともと似た者同士で集まっていることもありますが、友人関係の中の価値観を受け入れて染まってしまうこともそうした状況の大きな要因です。まさに“朱に交われば赤くなる”。

 

価値観が統一されてきた者同士であれば、意見が合うのも当たり前。居心地は良いかもしれん。でも私にとっては退屈なんです。「日経ビジネスONLINE」の「30~40代、“友達ゼロ”は人としてダメか 〜諸富祥彦・明治大学文学部教授に聞く〜」という記事には、下記のような心理学的考え方も紹介させています。

 

「今の社会では、たとえ表面的であっても幅広い人間関係を維持し日々に忙殺された方が、かえって楽に生きられる、という側面もあります。生きていれば、誰だって人生の節目ごとに様々な悩みが生じてくる。でも、飲み会やSNSなどで絶えず誰かとくっつき、スケジュールを埋め続けていれば、“自分の心を常に麻痺させること”が可能です。そうすれば、本来なら孤独に自分の心を深く見つめねば解決し得ない問題も先送りできる。“群れる”“つるむ”というのは、日々の不安を打ち消すうえでとても便利な道具なんです。“群れる相手”“つるむ相手”の数が増えるほど、“自分にそれだけ価値がある”と根拠なき自信を持てるようにもなる」。