今回の東京モーターショーでの展示車では、スポーツカーやSUVとのクロスオーバーが、またSUV自体が、より全体的にスポーティになる傾向が見受けられました。加えて、あまり突飛で非現実的なコンセプトカーは少なく、将来の市販車に関連のありそうなものが多かった。個人的にも、早く乗ってみたい、市販されれば欲しいと感じた趣味性の高い出展車が多かったように思います。

 

そして、そのすべてではないにせよ、趣味性の高い日本車は、全体としては海外でも認められるのではないかと筆者は考えます。ショーなので見た目だけで判断するしかないですが、今回の出展車は、日本のメーカーでないとできないことをやっているものや、どういう魅力を持ったクルマなのか、わかりやすく訴えているものが多かったように思います。

 

スポーツカーについて、それぞれスタイリングや走りのよさをアピールしていた中で、今回はホンダの大小2モデルがとくに印象的でした。

 

NSXコンセプトがアピールしている、モーターを駆使した独自の「スポーツハイブリッドSH-AWD」は、世界で唯一のもの。これが生む異次元のハンドリングには、もちろん我々も大いに関心がありますが、海外の人にとっても興味をひかないはずがありません。

 

S660コンセプトは、この小ささがいい。このクルマがやがて市販化されても海外で売られるかどうかはわかりませんが、海外の、とくになぜか大柄な人ほど、この類の小さなスポーツカーが大好きだという印象があります。他に存在しないコンパクトで本格的なミッドシップのスポーツカーであるS660コンセプトは、きっと多くの人は興味を持つことと思います。