地方自治体が配布する父子手帳や、イクメン指南書などが話題になっている。自治体のホームページからダウンロードができるものもあるので読んでみると、確かに納得させられる内容にも思える。しかし果たして、本当に男性の積極的な育児参加を後押しすることになるのかというと、疑問を感じる。

 

■男性と女性の違い
実際に読んでみると、ある父子手帳には「授乳以外は何でもできる! くらいのつもりでやってみよう!」とある。しかし、男性と女性の違いは、母乳が出て授乳ができるかどうかだけではない。子育てには役割の違いがあり、決して男性は母親の代わりはできない。男性にできない母親の役割の大変さを理解するからこそ、思いやりが生まれるのである。もちろん、母親にはできない父親の役割もある。

 

育児中の女性の中には、「育児は考えていた以上に大変だけど、世の中にこんなに楽しいことがあるとは思わなかった」と感じている人も多い。中には、「夫は、育児休業なんかとらなくていいから、ちゃんと稼いでくれて、たまにやさしい言葉をかけてくれるだけで十分」とか、「夫に、訳知り顔で、あれこれ育児に口を出されるのは煩わしい」と考える母親も少なくない。

 

男は、頭で理解する。育児はどうあるべきか、正解とその理由を知りたい。何か改善はないかと思う。女は、現状肯定的で、あるがままを受け入れる能力に長け、ほどほどにできておればそれでOKだと思う(そしてそれは、重要な能力だ)。