北米向けでは、すでに大手の酒造会社が輸出したり、カリフォルニア米を使って現地生産したりしている。しかし、これらはいずれもひどく薬臭い。理由は、防腐剤が大量に入っているため。防腐剤が必要なのは、輸送と小売の両方にその原因がある。

 

記事全体の根幹を為しているこの部分がすでに事実ではありません。日本酒の防腐剤にはその昔、サリチル酸というビールなどでも用いられていたものが使われていた時代がありました。ですが、毒性が指摘されたため、昭和44年に使用が禁じられ、業界全体で全廃を達成しています。なので現在「日本酒」と名乗るお酒で防腐剤を使っているものはひとつもありません。

 

アメリカで造られている日本酒で有名なものは、テキサス・サケ・カンパニーでしょうか。

 

有機栽培米だけを使った日本酒造りをしている蔵で、 100年以上前に日本からテキサスに持ち込まれたお米を使っています。いわゆる純米蔵と呼ばれる、アルコール添加をしていない純米酒のみを造っています。もちろん防腐剤は入っていません。

 

もし本当に薬臭いのであれば、それはおそらく防腐剤のせいではなく、プラスチックの容器などを使っていてその香りが移ってしまったのではないでしょうか。