高校生の頃から「社会に出て働く」ということを考えてもらおうという取り組みが広がっているとのこと。「働く」というイメージを持ってもらうことを重点におき、事業への参加や人との交流から始めているとのことですが、私のように今の就活の様子を企業側から見ている立場からすると、好ましい活動だと思いますし、必要なことでもあると思います。

 

今の就活生を見ていると、そもそも「働く」ということのイメージに欠けている人が結構多いように思います。かく言う私自身も、学生時代に働くイメージができていたかと言えば、決してそうではありませんでした。社会人との付き合いはありましたし、アルバイトもそれなりにしていましたが、今思えば働く意味なんて考えていなかったし、働くということ自体をポジティブには捉えていませんでした。

 

では、働くイメージを持つためにはどうすればよいのか……?

今までであれば、身近な社会人との交流やアルバイト経験など、本人の取り組みに委ねられている部分が多かったと思います。

 

確かにそれは“働くイメージ”をつかむ上で重要なことには違いありませんが、今の若者の人間関係やアルバイト事情を見ていると、どうも本人の努力だけでは、限られた経験しかできづらくなっているように思います。

 

例えば最近の若者は、世代をまたいだ交流の機会が少ないと言われます。こんな中で「高校生や大学生が接する社会人は?」というと、最も身近なのは親、兄弟になるのでしょう。でも自営業か何かでない限り、その人達が仕事をしている姿を見ることはあまりないと思います。

 

親戚や近所の大人たちはどうでしょう。まぁ会話することはあっても、やはり同じく仕事をしている姿を見ることはあまりないでしょう。

 

買い物先や飲食店で接する店員さんやアルバイト先の人たちは後の話につながるので、ちょっと置いておきますが、全般的に「社会人が仕事をしている場面」に接する機会が少ないことは確かです。