佐賀県武雄市の図書館が全国で話題だ。TSUTAYAを運営するCCCが3億円、武雄市が4.5億円を出し、図書館を改修した。また運営はTSUTAYAが行う。

 

公的施設に商業的な要素を入れるのはいかがなものかという意見も聞く。商業施設への利益誘導目的であれば問題だが、公的施設が商業施設を利用することに何の問題があるのだろうか。明らかな問題があればやるべきではない。しかし、明らかな問題ではなかったり、問題があったとしても改善していけるようなものであれば、まずやってみるべきだ。

 

改修前の武雄市図書館もそうだったのだろうが、今までの公的機関は、問題が100%発生しそうにない場合に限り、物事を前に進めるようにして来た。だからこそ、施設やサービスを向上させようという挑戦や努力が無かったのだ。

 

樋渡市長が率先して進めた武雄市図書館のプロジェクトは、地方自治体を始め、公的機関の硬直した考え方に大きな問題提起をしたものだ。われわれ国民からしたら、公的機関の施設やサービスが良くなるための第一歩なのだから、この成功を多いに喜ぶべきだ。

 

しかし、成功すれば叩く人がいる。企業も、人も成功しすぎると叩かれる。本質を見れば、良いことだと頭で分かっている人でも、ついつい叩いてしまう。これは日本人の悪いところだ。結果を出した人や企業を、もっと褒めてあげる社会になって欲しいと思うのだ。