つい先日「代官山T-SITE」を訪れたのですが、平日の昼間にも関わらず、蔦屋書店からガーデン内のカフェまで、人で溢れていました。本の底力なのか、建築の魅力なのか、デザインの力なのか、スターバックスの人気なのか、確固たる理由はわかり兼ねますが、空間の総合力に人が引き寄せられているのは事実。

 

多彩なイベントも人を呼び寄せている要因かもしれません。いずれせよ、お洒落な若者だけでなく、子供連れの女性や杖をついた高齢者など、いろいろな人が集っていたのが印象的でした。居心地の良い複合施設なので、大した用事がなくてもちょっと寄ってみたくなるんでしょうね。

 

そんな中、「代官山T-SITE」のような武雄市図書館も盛況。“ツタヤ図書館”という通称の通り、「代官山T-SITE」や「TSUTAYA」を擁するCCC (カルチュア・コンビニエンス・クラブ) が企画・運営しています。市営図書館を全面改装して今年4月にオープン。3カ月間で利用者はおよそ26万5000人に上り、すでに平成23年度の年間総数を上回るほど利用者が詰めかけています。

 

デザイン性が高く居心地の良いスペースはもちろんのこと、蔦屋書店やスターバックスコーヒーが併設されたり、「TSUTAYA」のTカードを貸し出しカードとして利用できたりといったサービスの点も評価されている要因。

 

「行政は究極のサービス業で市民は顧客だ。これまで市の負債だった図書館が重要な資産となった。手法に批判があることは理解しているが、どんどん議論して市民ニーズの高い図書館づくりに役立てばいい」という樋渡市長の狙いが体現されています。