ある調査によると、「上司に叱られると、やる気を失う」という部下が56%もいるという。「バカか、お前は!」「叱られるのは、ミスをするからだろ!」「やる気がないなら、やめてしまえ!」と、根性論で生きてきた私は思うのだが、古くさいのだろうか。

 

仕事を憶える過程で叱られるのは当たり前のことで、そんなことでいちいちやる気をなくしていたら、プロとして成長することはもちろん、人間としても成長することはできない。

 

叱られるというのは、成長のための“バネ”にすべきものである。一度叱られたら、同じ間違いをしないと心に決めなければならない。いろんな失敗を経験することで、失敗しないやり方を憶えていくものである。

 

失敗しなくなれば、後は成功の確率を高めるだけである。そこから少しずつ、小さな成功を積み重ねていくうちに、大きな成功を勝ち取ることができるようになる。そうなれば、叱られることもなくなり、ホメられることが増えてくる。

 

長い過程を経て成功するからこそ、その喜びも大きなものになるのである。なのに、仕事もロクにできないうちから、「ホメて欲しい」と思うのは、図々しく、傲慢だとさえ言える。