大学生くらいの若者に「好きなカフェは?」と聞くと、必ずと言っていいほど「スタバ!」という答えが返ってきます。それに対するわれわれ世代の反応は、「スタバってカフェなんだ!?」という率直な驚きです。

 

駒沢の「バワリー・キッチン」から始まり、渋谷の「カフェ・アプレミディ」や恵比寿の「ヌフ・カフェ」などが火付け役となった1999年頃からのカフェブームを通過した世代にとっては、チェーン店のコーヒーショップの名前が挙がることに少し寂しさを感じてしまいます。自分の中では“カフェ”=“隠れ家的な店で、まったりできるところ”というイメージが確立していたようです。

 

だからと言って「スターバックスコーヒー」が嫌いな訳ではなく、むしろ好きです。“サードプレイス”というコンセプトを掲げていると聞いたことがあります。家庭でもなく、職場でもない、ゆったりくつろげる第3の場所提供するのが「スターバックコーヒー」という訳です。まったりできる店舗が多いのは事実。ほとんどの店舗でWiFiが利用でき、メールをチェックしたり、調べ物したりしやすいのも便利ですね。

 

一方、シニア層にも居心地の良い喫茶店が人気ということですが、居心地の良い喫茶店こそ、喫茶店の原点なのではないかと思います。喫茶店の指す意味は意外と広いかもしれまえんが、“居心地の良い”という枕言葉が付く場合は、英訳すると“cefe”。そして“cafe”はそもそもフランス語です。