ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)のPhillippa Lally博士らのチームは、平均27歳(21-45歳)の学生96人(男性30人,女性66人)を対象に84日間、1日1回新しい習慣を繰り返し、どのように身につくかを調査しました。

 

Phillippa Lally, Cornelia H. M. Van Jaarsveld, Henry W. W. Potts and Jane Wardle
How are habits formed: Modelling habit formation in the real world
European Journal of Social Psychology 40, 998-1009 (2010)
DOI: 10.1002/ejsp.674

 

新しい習慣として、27人は食べること(例:昼食に果実を食べる)、31人は飲むこと(例:昼食と一緒にボトル1本の水を飲む)、34人は運動(例:夕食の前に15分走る、朝のコーヒーを飲んだ後に50回腹筋をする等)、残りの4人は瞑想などを選びました。

 

参加者は、毎日ウェブサイトにログオンして、「私は自動的に行った」「私は何も考えず行った」「しないことは難しい」など、行動の自動性について自己報告をしました。

 

結果は、習慣が身につくまでの平均時間は66日で、参加者の間で18日から254日まで個人差がありました。当然、より複雑な行動が習慣になるには時間がかかりました。例えば、毎朝コップ1杯の水を飲むというようなシンプルなものに比べて、定期的な運動の習慣づけはかなり大変でした。

 

運動の習慣を選択した参加者は、飲食に関する習慣を選択した参加者と比較して、身につくまでに約1.5倍長くかかりました。また研究では、期間中、新たに始めた習慣を1日実践しなかった場合に、習慣の発展にどのような影響を与えるかも検討しました。もし、たった1日やらなかったことが致命的なら、健康的な習慣を身につけることはとても難しいことになりますが、長期的には問題ありませんでした。