その名の通り、生活習慣病は生活習慣を改めればリスクをぐんと減らせるもの。そう誰しもが分かっていながら、現実にはなかなかできないことですよね。新しい習慣として身についてしまえばラクなのでしょうが、それまでどれくらい頑張ればいいのか、分かっていたら頑張れそうな気がします……。

 

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。

 

「よし!今日からダイエットを始める!」と決意されたあなた。では、新しい習慣を身につけるのに、どのくらい時間がかかると思いますか?

 

新しい習慣は21日で身につくという、「21日ルール」という神話があります。「21日ルール」は、1960年に、アメリカの形成外科医であるMaxwell Maltz医師著の『Psycho-Cybernetics』に記されています。Maltz医師は、「通常、心の中でわかるまでの変化をもたらすためには、約21日以上かかる。

 

例えば、整形手術の後には、彼の新しい顔に慣れるまで、約21日かかる。腕や脚が切断された場合、幻肢(まだ腕や脚があるかのような感覚)は約21日間持続する。新しい家に住む人は、それが自分の家のように感じるまで、約3週間は住む必要がある」と説明していますが、実際、どうなのでしょうか? だったら、生活習慣病を克服するには、21日間、食生活の改善をすれば、その習慣が身につくのでしょうか?