午後はやめに外出予定があった日に、屋台で1人急ぎめでランチを食べていた私。そこに通りかかったローカルの友人が、眉毛をへの字にしてこっちに歩いてきて一言ポツリ。

 

「カワイソウ……」

 

ひとりごはん大丈夫派の私。急ぎながらもただ目の前のB級グルメに舌鼓を打っているだけの自分に、「カワイソウ」という形容詞があまりにもしっくりこず、食べながらつい咳き込んでしまいました。こんな自分なので、やっぱり「ぼっち席」は必要ない派ですね。

 

1人で海外で働いていたら、基本「ぼっち」なんですよね。休日のごはんも人と約束をしなければ「ぼっち」だし、特にシンガポールは、日々の食事は近所のホーカー(屋台)でという家族が多いので、家族団らんの横での「ぼっち」もままあります。

 

ただ、場合によっては向こうから話しかけられ、いつの間にか団らんの中に入っているということはありました。これも、「カワイソウ、仲間に入れてあげよう」と思ってくれてた部分が大きいと思うんですけどね。

 

自分たちが「ひとりごはん」がイヤなあまり、誰もがそうだと完全に思い込んでいるシンガポーリアン。でも、その勘違いを通して何度も彼らのやさしさに触れました。

 

それに、「ぼっち」はイヤでも「ぼっち席」は大丈夫という心理より、よっぽどシンプルな発想で、わかりやすい人たちだからつき合っていて本当にラクでした。日本を離れてシンガポールという国で3年近く働けたのは、こういう人たちのおかげだなと思います。