ぼっち席、私の大学にも欲しかった!

 

大学での一人ぼっちは、圧倒的に負けである。一人ぼっちでいる人間が「俺は好きで一人でいるんだ、一人でいるのが好きなんだ!」と、どれだけ自分の心の中でしっかりと思っていたとしても、常に友人が周りに溢れかえっているような輩から見たら、そいつは友人をつくることが出来ない淋しいやつでしかないし、そいつが言う「一人が好きなんだ!」という言葉なんて、ただの強がりでしかない。

 

ぱっと見で「一人でいる」ということが、一人でいる本人の感情はどうあれ、それ自体で圧倒的な負けなのだ。

 

大学時代の私は、そういった意味で圧倒的に負けていた。私は大学に友人が多くなかった。さらに私の数少ない友人達は、大学にあまり来ていなかった。そのため、昼食は一人で食べることが多かった。そういうとき、学食には死んでもいけなかった。人で溢れる昼の学食で、一人でご飯を食べるなんて、もはや修行以外の何ものでもない。

 

雪が降るほどの寒い日でも、暖房のきいていない空き教室でこっそりと一人で弁当を食べた。あのとき、ぼっち席があればどんなにありがたかったか。もしかしたら、ぼっち席で隣に座った人と恋が始まったかもしれない。ああ、欲しかった、ぼっち席。なんでなかったんだ、ぼっち席!

 

ただ、この一人ぼっちの「負け!」感が、京大でも同様だということが私には意外だった。私の中で京大は「変人」がいくところだいう認識があったからだ。