ところで私の通っていた大学は、外国人留学生や帰国子女などの海外経験を持つ生徒が多く、個々の生徒が各々の信念に従って独自の行動を取ることから、Isolated Crazy University(孤立して気の狂った大学)と揶揄されていました。そんな環境ですから、集団主義とともに個人主義に対しても極めてオープンで、キャンパス内では友人やサークルのメンバーとわいわい騒ごうが、寡黙に単独行動を取ろうが、誰も気にしないというのが実態でしたね。

 

ですので、他の一般的な大学の内情はよくわかりかねるのですが、「一人で食事をする=集団行動を取れない人間」と速攻で異端視されてしまうとは、いやはや何とも厳しい状況。一時期ブームになりましたが、マイペースなB型人間を槍玉に挙げる、あの集団心理とも相通ずるものが感じられます。

 

昨今よく耳にする“お一人様”なる造語。そこからは、まるでイケナイものや恥ずかしいことを美化するかのような響きが汲み取れますし、現段階では単独行動に対してまだまだ拭いがたい抵抗感が漂っていますよね。ただ“お一人様”という言葉が現れたということは、緩やかながらも、日本社会が個人主義を徐々に受け入れていこうという兆候なのでしょうから、今後の流れにおおいに期待していきたいと思います。

 

あ、持論を書き忘れましたが、そんなガチガチの集団主義社会から個人主義も認められつつある過渡期の現場対策としては、「ぼっち席は必要」としておきます。でもこのぼっち席が更なる差別を生み出さないように、各大学にはあくまでもモダンでスタイリッシュな空間づくりを志して頂きたいですね!