「ぼっち席」に対するニーズは、最近高まってきたわけではないというのが私の意見です。

 

ひと昔前の時代からも、喫茶店に一人で入ることもあり、その際に混雑しているにもかかわらず、やむをえず4人席に一人で座らせられることもありました。最近のカフェには二人席が増えましたし、中には「ぼっち席」が置いてある場所もあります。「ぼっち席」が大学食堂にあれば、いろいろと便利、かつ省スペースにもなることでしょう。

 

そもそもランチを一人で食べたいか食べたくないか、これはどちらでもいいのではないでしょうか。ワイワイと仲間たちと楽しく食べたい時もあれば、もし何か心配事があるときは、普段はにぎやかなランチを仲間たちと過ごす人でも、一人で「ぼっち席」で食べたい時もあるでしょう。静かに考え事をしたり、一人でメールを読んだりもしたいかもしれません。

 

大学生ともなれば、学内で一人で行動することも多いことでしょう。その際、今まで「ぼっち席」がなかったため、特に大学職食堂の利用の仕方については、かなり限定されていた可能性もあります。

 

図書館には、従来から「ぼっち席」のような席はありましたし、そもそも静寂な環境が図書館の特徴です。実際、図書館は混雑していた記憶があります。一人になりたいとき、他には選択肢がなくて、誰もが図書館に行っていたのかもしれません。