まず、社員一人一人の集中力がとても高いことが必要とされる。イヤホンで自分の好きな音楽を聞きながら仕事をしていたとしても、「この曲やっぱりいいなー」と余計なことを考えたり、頭の中で流れている曲を熱唱したりする社員ではいけない。それらをやってしまうと、イヤホンで音楽を聞きながら仕事をしている人ではなく、仕事をするフリをしてイヤホンで音楽を聞いている人になってしまうからだ。

 

流れている音楽に影響されることなく、目の前の仕事に集中出来るぐらいの集中力がないと、イヤホンで音楽を聞きながら仕事をする資格はない。

 

私はというと、隣のデスクの人達の会話が気になって仕事がすすまないほど集中力がない。ときには周囲の会話を聞き過ぎて、つくっていた会議用の資料の文章の中にそれらの会話を打ち込んでしまったことさえある。もはや、仕事をしているのではなく、周りの人間の会話議事録をつくっているような状態だ。

 

この時点で私にはイヤホンで音楽を聞く資格はないのだが、ここで終わってしまうとあまりにも文章が短すぎる気がするので、さらに話をすすめよう。

 

次に仕事中にイヤホンで音楽を聞くために必要なのは、イヤホンをしていても、一人の世界に浸っていませんよ、皆さんとコミュニケーションをとる態勢は万全ですよと、他人に対して打ち解けた雰囲気をもつことだと思う。

 

一人で作業を行う時間が長い仕事であっても、仕事内容の相談や依頼などで他人と関わることは必ずある。自分が話しかける立場になってみるとつくづく思うが、イヤホンをしている人には、非常に話しかけにくい。

 

今サビだったらどうしよう、今大好きな曲きいてたらどうしよう、そもそもイヤホンをして仕事をしているということは、今はかなり集中してるから話しかけないでくれ、という意思表示なのかもしれない、など。