私は10年ほど前まで会社勤めをしていたんですが、当時はみんな音楽を聴きながら仕事してましたね。“島”ごとにCDラジカセがあって、そこでJ-WAVEとか聴きながら仕事してたわけです。最初に出社した人がラジオをつけて、最後に帰る人がラジオを切る、と。隣の週刊誌の編集部はラジオのかわりにテレビをつけてました。自由というか、いい加減な職場でしたね。

 

最近はラジオを聴くような職場はほとんどないみたいですね。皆さん音楽を聴かずに仕事をしているのかといえばそうではなく、ヘッドホンで個別に聴いてるみたい。とくにネットの企業はほとんどの人がヘッドホンをしてて、何もしゃべらずにキーボードをカタカタ打つ音だけがフロアに響きわたってます。なんだか殺伐としてますよね。

 

その会社の人に聞いてみると、若い人ほどヘッドホンをする傾向があるようです。理由としては「集中できる」「好きな音楽を聴いているとテンションがあがる」「ラジオだとほかの人の迷惑になる」ということらしい。マラソンのQちゃんがレース前に音楽を聴いて金メダル取ったり、サッカーの日本代表のメンバーが移動の最中にヘッドホンをして集中力を高めたりっていうシーンがテレビによく出てくるのが、後押ししたというか大義名分になったというか。「パフォーマンスあげるためなんだからいいでしょ」「人に迷惑かけてないからいいでしょ」という理屈になるらしい。